梅雨明けしていないのに暑中見舞いを出して早1週間。

完全なるフライング暑中見舞いに、一刻も早く梅雨明けることで、暑中見舞い申し上げます。とやりたいRe.stオーナーのカミヤです。

 

7月20日(日) 四日市市八王子にて

photo by 八王子青年団の方

 

四日市老舗呉服屋 飛鳥 さんの伊藤さんにお誘い頂きお祭り参加してきました。

 

7月第3土曜日に開催される四日市市八王子町にて開催される【虫送り祭】

1873年から今にまで伝わる歴史あるお祭りです。

すごい！長い！

 

一昔前までは、農作物が害虫の影響で獲れなくなる危険性がありました。

もし、夏に豊作にならなかった場合、一夏を越せないだけでなく、1年間飢えに苦しむ為、生きていけない。

そこで、初夏を中心に、豊作に願いを込めた虫送り祭りが全国にありました。

 photo by Hiroyuki Kamiya

 

多くは、松明を燃やし鐘や太鼓と共に街を練り歩く。

photo by Hiroyuki Kamiya

 

その後は、藁人形を燃やすor川に流して終わりだったそうです。

（虫による害は、不幸な死をとげてしまった人の怨霊と考えられていた為、藁人形に怨霊を宿していたみたい。）

 

しかし、ここは狂気の街

 

【四日市市八王子町】

 

他とは圧倒的に違いました。

 

photo by Atsushi Masuda

 

ん？

 

何故か太鼓を担ぎます。

 

控え目に言っても、めちゃ重たい太鼓。

 

そして、

 

 

なんと、

 

 

人生史上最も重たい太鼓。

 

人生史上左肩に最も負荷がかかった状態で、

 

 

photo by Mari Ito

 

ぶん回します。

 

皆様に忘れて欲しくないのですが、

私が参加したのは狂気の町

【四日市市八王子町】の虫送り。

 

虫送りの願いが届かなければ、害虫による作物への影響から不作に。

結果、飢餓になる訳です。

 

つまり、この祭りの成否が、人生を大きく変える訳です。

 

結果、怒号が飛び交いまくってます。

 

映像があれば、是非！！見てほしいのですが

 

怒号飛び交う中で回しています。

 

『そんなんでいいんかぁぁぁぁっ！！』

 

『今年の虫送りはそんなもんかぁぁぁっ！』

 

もはや、狂気以外の何者でもありません。

 

そんな怒号を浴びながら

 

photo by Mari Ito

 

ぶんぶん回します。

 

回す事で発生する遠心力、

左肩にかかる重み、

加えて、初参加

 

結果…

 

 

めちゃくちゃ真剣です。

 

初の八王子町にて初参戦。初遠心力。初加重。初太鼓ぶん回し。初狂気。初怒号。初虫送り。

 

大変良い経験になりました。

photo by Mari Ito

お誘い頂きありがとうございました！

 

雨が多く、通年に比べると涼しい7月。

農作物にとってはあまりよろしくない環境かと思います。

 

事実、ぶん回している最中に一回太鼓を落としてしまいました。

 

しかし、

photo by Hiroyuki Kamiya

八王子青年団の方々の力強い太鼓、

そして、私も微力ながら参加させてもらった太鼓ぶん回しにより

 

2019年は今から大豊作になるのではないでしょうか。

 

八王子町だけでなく、

福井にいる祖母や母、父の畑も、

他の方の田畑も、

 

豊作になりますように。と願いを込めて来ました。

 

梅雨明けまでもう少し。

大豊作の8月までもう少し。

 

これからが楽しみです。

 

農薬、農業技術の発展と共に減っていった虫送り祭り。

 

今でも、貴重な文化が四日市市八王子町には残っていました。

 

『担いでみる？』と快く受け入れてくださった四日市市八王子町青年団の皆様、

本当にありがとうございました！

 

人生史上最も重たい太鼓を肩に担ぎたい力自慢の方。

人生史上最も遠心力を感じるお祭りに参加したい好奇心旺盛な方。

カメラマンや動画撮影をされている方々。

来年お待ちしております！

 

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